探偵事務所によって異なる!?
そもそも探偵事務所は、どういう形で取り締まられているのかといいますと、内閣府(国家公安委員会)によって、しっかりと法律が制定されています(詳細は「探偵業法とは」を参照)。しかし、その法律の中では、調査に関わる適正価格帯や調査料金について触れられていません。
強いていえば、探偵業法の第8条1項に「探偵業務の対価その他の当該探偵業務の依頼者が支払わなければならない金額の概算額及び支払時期」の説明責任が記載されている程度です。つまり、探偵社側で任意に調査費用を決定できるのです。
もちろん、あまりにも法外な調査費用を請求された場合、東京であれば警視庁(生活安全総務課 防犯営業第三係 03-3581-4321)に連絡すれば、立ち入り調査等が入るでしょうが、依頼者は自分の秘密を守りたいため、あまり大ごとにしたくないものですよね。その弱みにつけこまれて、ある程度の(ぼったくり)費用増加であれば、泣き寝入りしてしまうケースもしばしば。
そうならないためにも、ここでは浮気調査にかかる費用を概算レベルとしてご紹介します。
一般的な費用算出方法
浮気調査の場合、そのほとんどは尾行調査になるでしょう。大抵の探偵事務所において、その費用算出の方法は同じですが、費用体系として3パターン程ありますので、それぞれご紹介します。
時間見積り型
単純に業務工数を見積もって請求するパターンです。浮気調査においては最も一般的な見積り方法になります。これは、人件費(時給計算×調査人員)を調査時間(日数)で掛け合わせ、そこに基本料金や経費が付加されます。人件費における時給計算は探偵社によって異なっており、また時間帯によっても異なります。ですので、時給額は5,000円~12,000円までの開きが生じます。
例えば、ある探偵社において、時給額が10,000円の時間帯で2人の調査員を5時間×3日間、尾行してもらったとしましょう。そうすると、
(10,000円×2名)×5時間×3日間ですので、費用は300,000円ということになります。
さらに、基本料金や初期費用、準備金等の項目として、調査人員や日数に合わせて数千円~数万円の費用が掛かったりします。例えば、基本料金に1人の調査人員あたり5,000円だとした場合、2名で3日間だとすると、(5,000円×2名)×3日間で、30,000円になります。そこに前述の時間料金を加算すると、330,000円ですね。ここに経費――例えば、尾行する上でタクシーを使ったり、電車を使ったり、予め車を用意したり、宿泊施設を使用したりすれば、こういったものが加算されます。また、探偵社によっては報告書類作成費も発生します。ですので、予め調査対象時間や日数を計算して、相応の額を想定しておくべきでしょう。単純に1日10万円~が相場、という風に考えても差し支えないと思います。
一応ひとくちメモ的にご説明しておきますと、浮気調査の場合の尾行は原則、調査員を2名体制で遂行します。抜け漏れを無くすためです。また、調査員の時給額に関しては平日か土日祝日か、日中か夜か等によって変動します。平日の昼間や日中であれば、比較的安い時給額で見積られると思いますが、夜や深夜になると様々なリスクもありますので、費用は割り増しされるでしょう。
★浮気調査の調査いんは原則2名体制
★調査時給は日中の方が廉価
(例:9-17時:8,000円、17-22時:10,000円、22-9時:12,000円)
<おさらい>時間見積り型の費用計算
人件費(時給額×調査人員数)×調査時間×調査日数 + 基本料金 + 諸経費(報告書類作成費含む)
ちなみに、費用には消費税がかかります。
探偵社は決して非情に見積りするわけではございません。ですので、依頼者としては、予め調査対象者の行動パターンや浮気想定日を特定して、最適な尾行費用を相談しましょう。
パック見積り型
前述のように時間見積り型、いわゆるオーダーメイドに費用を算出する方法とは別に、初心者向けにパック料金を設定している探偵社もございます。要は一律で調査人員と時間・日数が決められており、その中で浮気調査を行うというものです。こちらも内容によって様々ですが、10万円や20万円という定額プランもあったりしますので、試験的に依頼をするならオススメです。しかし、当然調査方法も一律になりますので、費用内で調査をした結果、空振りに終わる、ということだってあります。
ただ、常習的に浮気をしているような調査対象者であれば、尻尾を掴む(?)ことも容易かもしれませんので、依頼者側の疑念具合によって相談すると良いでしょう。
成功報酬見積り型
依頼者にとっては低リスクのように感じるかもしれません。それが成功報酬見積り型です。これには大きく2つのパターンがあります。
① 完全成功報酬:成功(出来高発生)してはじめて費用が発生するパターン
② 半成功報酬:まずは、着手金として最低原価代を請求。その後成功(出来高発生)して費用が追加発生するパターン
成果報酬見積り型は①であれ②であれ、成功しなければ探偵社は赤字業務を追うことになります。探偵社にとっては、そういうリスクがあるわけです。ですので、その分成功した場合は時間見積り型より費用は嵩むかもしれません。
そして最も重要なのは「何をもって成功とするか」ですよね。浮気の事実を発見することをもって成功とするのであれば、浮気の事実が元々無かった場合、それはお互い無駄に終わります。それどころか、余程でない限り“事実はない”という証拠は出せませんので、この成功に関しては終わりが見えません。
ですので、成功報酬見積り型にする場合は「○○で浮気をしていることはもはや状況証拠として揃っているが、決定的な証拠を掴むこと」という内容をもって成功としたり、「○日~○日の間の浮気があるか無いかを調査すること」という内容をもって成功としたりしなければならなくなるでしょう。
こちらに関しても探偵社によく相談して見積りを取ってみてください。
費用体系は様々だから、要件を伝えて見積りパターンを
このように探偵社によって色々な費用体系や見積りのしかたがあります。もちろん各単価も探偵社次第です。
ですので、探偵社に見積り相談する際は、浮気調査の目的や要件、懸念点をしっかり伝え、お勧めの費用体系プランをいくつか提示してもらうと良いかもしれません。
また、費用に関してもその場で判断せず、一度持ち帰って検討する猶予を持ちましょう。そして、冷静になってコストパフォーマンや依頼者ご本人様にとってのメリットをよく吟味し、追って探偵社に返答するように心がけてください。依頼人と探偵社で最も多いトラブルはこの取引費用の部分です。依頼人としても最も気張る部分かと思いますので、慎重に相談しましょう。
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